東京都労働委員会から救済命令が出ました

東京都労働委員会から救済命令が出ました

 5月9日、東京都労働委員会は稲葉さんと大久保さんの 「不採用」について、日本財団と密接な関係にある笹川保健財団が労働組合を敵視し、組合員を排除するために行った不当労働行為であるとの画期的判断を示しました。そして笹川保健財団に対し、2人を国立ハンセン病資料館に復職させるよう命令しました。笹川保健財団はこれ以上争うことをやめ、この命令に従って、すみやかに2人を職場に戻すべきです。
 またこれにより、労働組合法に違反する違法行為を行った笹川保健財団が、人権尊重を訴え、ハンセン病問題の解決をめざす施設である国立ハンセン病資料館の管理運営業務を受託する存在としてふさわしいのかどうか、厳しく問われることになります。

東京都労働委員会の命令書全文

私たちの声明

笹川保健財団への要望書

厚生労働省への要請書