笹川保健財団から回答書 すべての要求を拒否
- 2023.03.09
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私たちが2023年2月10(金)に提出した、すべての職員に共通する課題の改善を求める要求書について、ようやく笹川保健財団から回答がありました。3月8日(水)夜になって、笹川保健財団の代理人弁護士からFAXで送られてきましたが、それまでに私たちは4回も回答するよう求めて来ていました。
回答書の内容は、すべての改善要求を拒否するものです。
例えば笹川保健財団は、賃上げには否定的、昇進・昇給の基準もないと言っています。厚労省に対する予算要求も増員要求もできないと言っています。自らが雇用している社会交流会館職員の業務に直結するにもかかわらず、予算には関知しないと言っています。これらはすべて、雇用者としての責任放棄です。
また、今回私たちが求めたのは、すべての職員に共通する課題の改善ですから、当然組合員の課題でもあります。仮に、労働組合に入っていない職員が直面する課題があった場合、それが組合員を含む他の職員の課題でもあれば、労働組合が改善を求める議題とすることは認められる(義務的団交事項に該当する)というのが、一般的な解釈です。笹川保健財団は、この解釈を不当に狭めて、対応を拒否する理由としています。
加えて、誰が組合員なのかわからないから対応しないというのは、名前を明かしていない組合員の名前を教えろと言っているのに等しく、労働組合法に違反する不当労働行為です。
この回答書からは、笹川保健財団には職員が直面する課題を改善する気がないことと、人を雇用するに相応しい団体ではないことがわかります。私たちはこの回答を踏まえ、さらに改善の実現を要求していきます。
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